今回は、コトブキヤの「創彩少女庭園」から「結城 まどか 桃桜高校・夏服」のレビューです。
まどかは既に冬制服が発売されていて夏服は2回目のキット化になります。
なので今回は冬服との違いなども比較しながらレビューしていこうと思います。
また10月には「水着まどか」の発売も決定していて最近の再販ラッシュでお財布のライフの方が先に尽きそうな勢いです。

創彩少女庭園 | 価格 | 発売日 | メーカー |
結城 まどか【桃桜高校・夏服】 | 6,600円(税込) | 2022年3月29日 | コトブキヤ |
- 作りやすさ ★★★★☆
- 造形 ★★★★☆
- 色分け再現度 ★★★★★
- 可動 ★★★★☆
- ギミック ★★★☆☆
- 付属品 ★★☆☆☆
総評: 3.7/ 5
※総評は投稿時点のものです。今後、変動する場合があります。
- 良かった点
- 作りやすさ、造形、色分け再現度に関しては文句なしの出来。
- まどか冬服と比べ腕の可動範囲が広がり新規造形の前かがみボティと首パーツにより冬服よりさらにポージングの幅が広がっている。
- 良くなかった点
- 制服やフェイスパーツは新規造形だが髪型や小物類など冬服まどかからの流用パーツも多く価格が上がった割に制服以外の目新しさが少なかった。
- 上記の理由から「冬服まどか」を既に持っていて「夏服まどか」か「水着まどか」どちらを買うか迷っている人には個人的には「水着まどか」の方をおすすめしたい。
箱(パッケージ)



箱のサイズはほぼ同じで箱の厚みだけ約1.2cmほど増しています。
ランナー





余剰パーツ


余剰パーツは「冬服まどか用の関節パーツ」、「シュシュ」、「タンポ無し顔パーツ」が余ります。
今回はメガネ専用の前髪パーツが付属しますが肝心なメガネが付属しないので
メガネを使用する場合は別売りのアフタースクール メガネセットが必要です。
使用するとこのような見た目になります。

カラーガイド(塗装レシピ)

結城 まどか【桃桜高校・夏服】




創彩少女庭園シリーズはコトブキヤキットの中でも作りやすいシリーズで
制服や肌パーツは最初から塗装やつや消し済みなので素組みの状態でも見栄えよく組めます。

画像だと見えにくいかもしれませんが制服の皺などもキチンと再現されています。
髪の毛などゲート跡が残りやすい箇所もあるので
さらにキレイに仕上げたい場合はヤスリかデザインナイフでゲート処理をする必要があります。
髪の毛のダボがランナーゲートと形状が似ているので誤ってダボの方を切らないように注意です。

結城 まどか【冬服】との比較





ポニーテールのシュシュは、カラーがイエローからクリアブルーに変更されて夏らしいカラーリングになっています。

冬服は腕を曲げると中の軸が見えたり取れたりしてしまっていたんですが
夏服は360度回転させることが可能になり冬服よりもポージングの幅が広がっています。

膝の関節も改修されていて見た目は同じに見えますが
膝を曲げた際、関節軸が冬服より見えにくいようになっています。


股の関節構造は一緒ですが(厳密に言うとパ○ツの色がピンクから白に変わってます。)
セーラ服の丈が短いので冬服のスカートを付けると内部の関節が見えてしまうのでスカートの互換性はありません。

付属品

ヘアパーツ
- ポニーテール

- ロングヘア

- ツインテール(レギュラー)

ヘアパーツは「ポニーテール」「ロングヘア」「ツインテール(レギュラー)」の3種が付属します。
こちらは冬服まどかに付属していたヘアパーツと同じです。
フェイスパーツ

フェイスパーツは新規造形の「微笑み顔」「泣き顔」「いたずら顔」「目閉じ笑顔」の4種が付属します。
フェイスパーツ単体では他シリーズとの互換性はありませんが、同じ創彩少女シリーズとなら従来通り無加工で交換が可能です。
手首パーツ

手首パーツは「平手」「握り手」「指さし手」「持ち手(通常)」「持ち手(広い)」「持ち手(狭)」「持ち手(丸)」の7種が付属します。
小物類(スクールバッグ、スマートフォン)

スクールバックやスマートフォンなどの小物類は冬服まどかと同じもの(流用)が付属します。
胴体(前かがみ)パーツ、スカート、座り用太ももパーツ
- 胴体(前かがみ)パーツ

通常の胴体パーツの他に新規造形された「前かがみ用の胴体パーツ」と「前かがみ用の首パーツ」が付属します。

前かがみの胴体パーツを使用することで通常の胴体パーツでは難しかったポージングも可能になっています。


スカートは「通常タイプ」「なびきタイプ」「座り用」の3種が付属します。
- スカート(通常タイプ)

- スカート(なびきタイプ)

- 座り用スカート&太ももパーツ


展示ベース(台座)

展示ベースは新たにスカート(なびき)用のジョイントパーツが付属しますがカラーリングや形状などは冬服まどかと同じものです。
360°View
ギャラリー










まとめ
一番気になったのは冬服まどかからの流用パーツが多くて価格が上がった割に制服以外に目新しさがあまりなかったところです。
これなら例えば30MSみたいにフェイスパーツと夏制服ボディだけの夏服セットみたいなオプションパーツ扱いでもう少し価格を抑えて発売しても良かった気がしました。
もちろんコトブキヤ側にも色々事情はあると思うので難しいことなのは理解していますが。
特に今はコトブキヤの新作キットに加え再販の予約も続々とはじまっている状況で
予算の都合などで「夏服まどか」と「水着まどか」のどちらかを買おうか迷っている方がいたら個人的には「水着まどか」の方をおすすめしたいと思います。
もちろん夏服まどか自体は作りやすさ、造形、色分けどれも良い出来なので
夏服のデザインが好みの方や流用パーツの多さなどが気にならない方は買って後悔することはないと思います。
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