今回は、「創彩少女庭園」から
第3弾「佐伯 リツカ 聖アイリス女学園高等部・夏服」のレビューです。
(冬服・夏服も合わせるとまだ揃っていませんが)
今回で創彩少女庭園のメインの3人が全員キット化されました。
価格も第1弾のまどかから徐々に上がってきているので(660円UP)
冬服のリツカはもしかしたら武装込みのメガミやFAGの価格に届くかもしれません…。
第1弾の「結城 まどか【桃桜高校・冬服】」のレビュー記事はこちらから読めます。
第2弾の「小鳥遊 暦 【令法高等学校・冬服】」のレビュー記事はこちらから読めます。
※今回は、初回生産版の「佐伯リツカ」のレビューです。
再生産版(2021/11)とは仕様が異なる点があるかもしれませんので予めご了承下さい。
創彩少女庭園 | 価格 | 発売日 | メーカー |
佐伯 リツカ【聖アイリス女学園高等部・夏服】 | 6600円(税込) | 2021年7月 | KOTOBUKIYA |
- 作りやすさ ★★★★★
- 造形 ★★★★★
- 色分け再現度 ★★★★☆
- 可動 ★★★☆☆
- ギミック ★★☆☆☆
- 付属品 ★★★☆☆
総評: 3.7 / 5
箱(パッケージ)
今回もパッケージやデザインは、「森倉 円」さんが担当されています。
価格が上がったためか箱の厚みが「まどか」「暦」に比べて約3cmほど増しています。
ランナー
ランナー数は19。
他はいつものように瞳の水転写式デカールが1枚付属します。
Gランナーですが、
内袋に入った状態からゲートからパーツが切り離された跡がありました。
説明書(パーツリスト)を見たら最初からこういう仕様みたいです。
カラーガイド(塗装レシピ)
佐伯 リツカ 聖アイリス女学園高等部・夏服
他の創彩少女庭園シリーズ同様、ヘアパーツと手首パーツは種類が多いですが、
素体部分は組みやすくなっています。
今回も髪パーツ以外はほとんどのパーツはつや消し加工がされているので素組みでも見栄えはいいです。
リツカは髪パーツが長く曲線ラインにランナーゲートがあるのでゲート跡が残りやすいです。
なので、今回は髪パーツを神ヤスの400番〜1000番でゲート処理しています。
塗装前提なら600番〜800番で充分かもしれません。
ブラウス(パフスリーブ)の皺なども細かく造形がされています。
夏服のリツカはブラウスと腕パーツの間に新たに可動軸が追加されていて
「まどか」や「暦」みたいに腕パーツ同士の干渉がないので腕の可動に関してはリツカが一番優秀です。
塗装が難しいスカートのボタンも塗装済みになっています。
ポニーテールは丸軸型のジョイントで回転はもちろん上下にも可動できます。
スカートのペチコートは別パーツになっていて、スカートの裏側のジョイントに差し込む形です。
軸先が細く短いのでハメるときや分解するとき軸先が折れないように少し注意が必要です。
そして、今回のキットの不満点の一つが・・・
・・・アームカバー?
画像だと少し分かりにくいかもしれませんが、
腕は薄い肌色で手首が少し濃いの肌色になっていて、腕全体で見たとき違和感があります。
細かいことを言うと、手首のジョイント軸も他の肌色パーツと若干色が違うので、
この辺りはもう少し頑張って欲しかったところ。
足や靴の造形もリツカは新規の造形となっています。
創彩少女庭園のサイズ比較
創彩少女庭園シリーズは、1/10スケールで
まどかは全高約150mm(設定身長150cm)
暦は全高約153mm(設定身長153cm)
リツカは全高約157mm(設定身長157cm)
となっており、設定の身長がプラモデルの方にもきちんと反映されています。
360°View(回転動画)
ヘアパーツ
ポニーテール(通常)
ポニーテール(通常)(ポニーテール&リボン有無)
三つ編み(通常)
三つ編み(アクション用)
ロングヘア
番外編
まどかの前髪パーツはそのままリツカの頭部パーツに取り付けることが可能です。
暦は今回のリツカのキットには専用のアタッチメントパーツが付属していないので、
取り付けると少しグロい感じに。
フェイスパーツ
今回のフェイスパーツは、「笑顔」「ウィンク顔」「怒り顔」「企み顔」の4種類が付属します。
付属品
手首パーツ
手首パーツは、「持ち手(通常)」「持ち手(狭)」「持ち手(広)」「持ち手(丸)」「握り手」「指さし手」「平手」の7種類が付属します。
小物(スマートフォン、リュック)
リュックのベルト部分は、実際の布で出来ていてこだわりを感じました。
作り方も少し特殊でプラパーツに布を通す形なので、初めて作る際は少し手間取るかもしれません。
リュックは背中のジョイント穴を使うので、
台座を使用する場合はリュックの下にあるジョイント穴を使用する形です。
スカート+座り用太ももパーツ
今回の座り用の太ももパーツは足を組んだ状態になっています。
足を組んだ状態から可動はしません。
展示ベース(台座)
台座は創彩少女庭園共通の台座になっていて、別売りの「まどか」や「暦」の台座と組み合わせることが可能です。
その他+余剰パーツ
タンポ印刷がされていないフェイスパーツ、手首のジョイントパーツ、メガミデバイスなどの頭部交換用のジョイントパーツなどが余ります。
作りやすさ、造形とともに良いキットでした。
ただその分、腕の肌色の色分けだけが少し残念でした。