今回は、「デジモンアドベンチャー02」から「Figure-rise Standard マグナモン」のレビューです。
02の放送当時に発売されていた玩具系を除けば久しぶりの立体化になります。
Figure-rise Standard | 価格 | 発売日 | メーカー |
マグナモン | 2,530円(税込) | 2022年02月19日 | バンダイスピリッツ |
箱(パッケージ)
箱のサイズはHGUCガンダムの箱とほぼ一緒くらいのサイズでマグナモンの箱の方が若干厚みがあります。
ランナー
ランナー数は7つ。
関節のランナーはポリキャップ製で他はすべてプラスチック製のランナーです。
マグナモンの特徴の一つでもあるクロンデジゾイドのアーマーは劇中ではメッキ調のゴールドでしたが
プラモデルではゴールドの成形色になっています。
ランナーの他には瞳や爪などに貼るシールが1枚付属しています。
余剰パーツ
余剰パーツは関節部分のパーツ(ポリキャップ)が余ります。
カラーガイド(塗装レシピ)
Figure-rise Standard マグナモン
このデジモンシリーズのプラモデルはランナー数もそこまで多くなく一つ一つのパーツも大きいので
普段あまりプラモデルを組み立てたことがない方でも組みやすいように出来ています。
ただ、何箇所かランナーゲートが太いところがあったので片刃ニッパーなど細い刃で一度切りする場合は刃が折れないように注意が必要です。
そして個人的に一番気になっていた
「アーマーを外すとブイモンまたはエクスブイモン状態になるのか?」という疑問ですが・・・
無理でした。
やはりAmplifiedクラスでないとコスト面できついのかもしれません。
パーツを細分化するとパーツ構成は上記の画像のようになります。
アーマ同士を組み合わせても奇跡のデジメンタルになるといったギミックもありません。
フロントアーマーの奇跡の紋章は別パーツで色分けがされています。
アーマーのディテールもちゃんと掘られていて
アーマー裏のバーニアの造形なども
劇中通りに再現されていて見た目はシンプルですが手抜き感はありません。
足裏も肉抜きは無しです。
筋肉の隆起の表現など細かいところも造形されています。
尻尾はポリキャップ製の可動式の軸接続になっていて、台座等は付属しませんが背中には台座に差し込むための穴が空いています。
合わせ目のほとんどは段落ちモールド処理がされていますが、ゲート跡や側面の合わせ目が目立つ箇所も何箇所かあります。
シール指定箇所
シール指定箇所は「瞳」「手の爪」「紋章の両側の丸モールド」「足首のチューブ」です。
手の爪など小さなシールは剥がれやすいので素組みで完成させる場合は組み立てる前に
ランナーを一度、食器用洗剤などで洗ってからシールを貼ると食いつきが良くなるのでおすすめです。
マグナモンは媒体によって指の本数が3本指または5本指に変わりますが、
今回はアニメ版の02準拠ということで指は5本指になっています。
紋章の横のシールは既に別パーツで色分けされている(バーニアと同じ成形色)ので好みにもよりますが貼らなくてもいいかもしれません。
サイズ比較
全高は同じシリーズのウォーグレイモンが約16.5cm。
マグナモンが約15.5cmなのでウォーグレイモンより少し小さいくらいのサイズです。
可動
- 首周り
- 肩アーマー
- 腕・サイドスカート(アーマー)
サイドスカートのアーマーは軸先が短いので45度以上曲げるとアーマーのパーツが外れやすいです。
- 胴体周り
- 尻尾・膝
足のアーマーパーツの重さに対して太ももや膝の関節の保持力が少し弱いです。
一応バランスを上手く取れば片足立ちも可能です。
360°View
ギャラリー
まとめ
保持力の弱さ、パーツの外れやすさ、付属品がない。など
気になったところはあったもののマグナモンはまだ立体化の数が少なく
造形に関しては劇中に限りなく近い造形になっていますので
マグナモンが好きな方にはおすすめのキットです。