今回は、アニメ「86-エイティシックス-」から
Figure-rise Standard レーナの素組みレビューです。
フィギュアライズスタンダード系の美少女プラモは、
初めて組むのでパッケージ絵を見た第一印象としては期待と不安が半々です。
Figure-rise Standard | 発売日 | 価格 | 製作時間(目安) |
レーナ | 2021年04月17日 | 3,630円(税込) | 1時間30分前後 |
- 作りやすさ ★★★★☆
- 造形 ★★☆☆☆
- 色分け再現度 ★★☆☆☆
- 可動 ★★☆☆☆
- ギミック ★★☆☆☆
- 付属品 ★★★☆☆
総評: 2.5 / 5
箱(パッケージ)
ランナー
ランナー数は、4つに、
シールとフェイスパーツ用のマーキングシールが1枚付属しています。
台座のランナー画像が見づらいですが、
台座は、いつもと同じフィギュアライズスタンドでした。
カラーガイド(塗装レシピ)
製作
頭部
髪と帽子の中央に合わせ目が出ます。
合わせ目を埋めても可動に支障が出ないところなので、
気になる方は、合わせ目を処理して問題ないと思います。
ボティ
頭部と胴体のジョイントは、一体型のパーツになっています。
ちなみにコトブキヤのプラモとは、
無加工だと径が合わないため、互換性はありません。
腕・腰部・脚部
素組み完成
素組み完成。
製作時間は、1時間30分前後でした。
実際に組んでみた感想としては、
Figure-rise Standardより、モビルドールシリーズに近い印象でした。
シール類は、フェイスパーツのみで済ませる予定でしたが、
シールがないと、色分けがあまりなく全体的に寂しかったので、
今回は、シールを全て貼ることにしました。
素組み(シール有)完成
シールを貼る箇所が多く細かい箇所もあって、
何だかんだでシール貼りだけで20分ほど掛かりました。
シールを貼る前と比べても、シールを貼るだけでも印象もだいぶ違います。
ただ、シャツのボタンなどシールが取れ易い箇所があり、
シール派(素組み)の方は、シールを貼る前に
パーツを一度、洗浄してから張った方が
くいつきが良くなるので、剥がれ防止のためにも洗浄してから貼るのがおすすめです。
可動
後頭部の髪は、大きく可動はしませんが少しだけ上下に可動します。
胴体と腕のジョイントの受け部分が差し込む形になっているため、
肩周りの可動は、ほぼ固定です。
下半身の可動も脚を動かすときにスカートが干渉して、かなり制限されています。
付属品+余剰パーツ
付属品は、
フェイスパーツ×2(合計3種)
帽子×1
帽子用の髪×1
帽子持ち手用の手首パーツ×1
バインダー×1
バインダー持ち手用の手首パーツ×1
台座×1(専用のジョイント付)
余剰パーツは、
ヒールの底部分です。
説明書通りに組むと、
ヒールと同じ色で、余剰パーツの白を使うか選択式で選ぶ形です。
台座との接続は、
腰の後ろにある凹みにジョイントパーツを刺すタイプです。
足裏がヒール形状になっていて自立が難しいので、
大きく動かす姿勢をつける際は、台座が必須になっています。
ギミック
フェイスパーツの取り替え
コトブキヤプラモとほぼ同じ要領で、前髪パーツ→フェイスパーツを順に外して、
取り付けるときは、さっきと逆の手順で取り付けます。
帽子被せる際は、そのままだと被せられないので帽子専用の前髪に変えて、
頭部後ろのパーツも外す必要があるため少し手順が増えます。
髪の毛の一部に軟質パーツが使われていて、
髪の毛の一部を「手で曲げて表情をつけることが可能」とパッケージに書いてあったんですが、
普段、コトブキヤ製のプラモを組んでると、
いきなり髪パーツを手で曲げる度胸はなかったので髪のランナーでやってみました。
触った感触は、確かに他のランナーに比べると少し柔らかくて出来ていて、
曲げる事は、できたものの、
曲げたランナーを元に戻すと曲げた時の跡が残ってしまったので、
髪の毛を曲げる際は、自己責任で。
サイズ比較
全長は、1/144ガンダムより大きく、
他のフィギュアライズとほぼ同じ全長でした。
ギャラリー
まとめ
叫び顔のフェイスパーツは、よく出来ていたんですが、
他の2種フェイスパーツは、全体的にのっぺり?していて、
レーナか?と言われるとうーん…。というのが正直な感想です。
色分けも細かいところは、ほぼシールでの再現になっていて、
ここも、もう少し頑張って欲しかったところです。
劇中(アニメ)でも頻繁に描写されるレイドデバイスもシールでの再現になっていて、
個人的には、バインダーよりこっちに方を別パーツで付けて欲しかったです。
後は、手首パーツが左が2種類に対して、
右の手首パーツが1種類だけなのでもう少し欲しかったところです。
価格面は、定価で3,630円。
他社と比べると、一見、良心的な価格設定に思えるのですが、
同時期に発売されたRGウィングガンダムより110円高いんですよね…。
不満点ばかりになってしまいましたが、
シールを貼らなくてもディテール自体はしっかり入っているので、
細かいところまで塗装できる技術があげれば、
見栄えは、ぐんと良くなると思います。
というわけで、
86-エイティシックス-Figure-rise Standard レーナの素組みレビューでした。