今回は、
高級ニッパーの中でも有名な「アルティメットニッパー」と「ブレードワンニッパー」についてです。
「新しいニッパーが欲しいけどオススメのニッパーは?」
「アルティメットニッパーかブレードワンニッパーどっちを買うか迷っている」
といった方の参考になれれば幸いです。
結論:アルティメットニッパーの方がおすすめ!
アルティメットニッパーとブレードワンニッパーの価格差は、1100円で、
価格面で極端に差がなく、切れ味の良さ、ゲート跡の白化頻度が頻度など、
総合的な面で、アルティメットニッパーに軍配が上がると思います。
なので、アルティメットニッパーかブレードワンニッパーで購入を迷っているなら、
「アルティメットニッパー」をおすすめします。
初めての購入で破損が心配な方は、
購入から180日間の保証が受けられる公式または直販店での購入がオススメです。
保証内容は、注文金額より2,600円分割引か代金半額分の返金対応になります。
※ブレードワンニッパーには、保証がないのでご注意ください。
カタログスペック
アルティメットニッパー5.0 | ブレードワンニッパー | |
構造 | 片刃 | 片刃 |
価格 | 5,280円(税込) | 4,180円(税込) |
全長 | 約120mm | 約120mm |
重量 | 約60g | 約60g |
刃部硬度 | HRC58以上 | HRC58以上 |
対応素材 | プラスチック(PS樹脂、PP樹脂、ABS樹脂、PE樹脂)のみ切断可 | プラスチック(PS樹脂、PP樹脂、ABS樹脂、PE樹脂)のみ切断可 |
切断能力 | 直径3mm以下のみ切断可。PS樹脂(クリアゲート)は直径1mm以下まで。 | 直径3mm以下のみ切断可。PS樹脂(クリアゲート)2mm以下まで。 |
公式ページのカタログスペックだけを見ると、重量や刃の硬度、対応素材などは一緒です。
違いは、価格とゲート切断がブレードワンニッパーの方が直径2mm以下まで対応している点です。
次は、構造を比較。
構造の比較
刃の部分は、横から見ると、アルティメットニッパーの方が細くなっていますね。
グリップ部分から刃までの構造は、同じように見えます。
次は、実際にゲートカットしてみて切り心地やゲート跡を見ていきたいと思います。
切り心地・ゲート跡の比較
条件がなるべく同じになるように
両ニッパーとも新品のものを使用。
切断するパーツも左右で同じパーツを使用しています。
アルティメットニッパー
切断時の感触は、スーッと入っていて切り終わるまで、力を入れなくてもゲートを切断できました。
ゲート跡も両刃ニッパーと比べても綺麗です。
ただ、刃の部分は、繊細で両刃ニッパーほどの耐久性がないので、
切断時には、両刃ニッパーよりも慎重に取り扱う必要があります。
ブレードワンニッパー
切断時の感触は、アルティメットニッパーより少し抵抗を感じる程度。
ゲート跡は、こちらも両刃ニッパーより綺麗ですが、
アルティメットを比べると、切り終わりの部分が白化すること多かったです。
取り扱いに関してもアルティメットニッパー細心の注意が必要です。
まとめ
最初にも書いた通り、
価格面に差がなく、実際に使ってみて、切り心地、白化のしにくさ、
アルティメットニッパーの方が優れていたので、
耐久性を考慮しなければ、アルティメットニッパーの方がおすすめです。
ただ、アルティメットニッパーは、数ヶ月に何度か定期的に再販されていますが、
いまだに1日経たずに品切れになってしまうほどの人気のあるニッパーです。
再販開始時間の少し前に詳細ページで開始日と開始時間のアナウンスがあるので、
欲しい方は、こまめに公式サイトをチェックすることをオススメします。
とはいえ、片刃ニッパーがなければ、プラモデルが作れないことはないので、
アルティメットニッパーを購入できるまでの
繋ぎとして両刃ニッパーを購入するという有りだと思います。
アルティメットニッパーが購入できたら、
2度切りするときに両刃ニッパーを使うこともできるので、
購入後に先に購入したニッパーが無駄になることはないと思います。
おすすめの両刃ニッパーは、
筆者も愛用しているタミヤの薄刃ニッパーか先細薄刃ニッパーです。
通販やプラモデルを扱っている家電量販店など買える場所が多く、
両方とも2000円台で購入出来ます。