今回は、figmaやフィギュアで有名なMAXFACTORYから出た
神話や童話をモチーフにした新シリーズ「PLAMAX GP-01 ギルティプリンセス メイドロイド・ミャオ」のレビューです。
デザインは、原画家やイラストレーターとしても有名なTony氏がされています。
PLAMAX ギルティプリンセス | 価格 | 発売日 |
メイドロイド・ミャオ | 6,800円(税込) | 2021年08月 |
- 作りやすさ ★★★★☆
- 造形 ★★★★☆
- 色分け再現度 ★★★☆☆
- 可動 ★★★☆☆
- ギミック ★★★☆☆
- 付属品 ★★★★☆
総評: 3.5 / 5
箱(パッケージ)
箱の開封は上からではなくフィギュアの箱のように横から開封するようになっています。
ランナー
ランナー数は、22つ。
水転写式デカールが1枚付属していてシール等は無しです。
箱や公式では金色部分のパーツはメッキ塗装ですが、
ランナーは成形色なのでパッケージ絵通りに仕上げるには塗装する必要があります。
そして、例のやわらかいパ○ツ(腰部パーツ)。
説明書の表記はPVC製。
実際の感触は、やわらかいというより普通の軟質パーツとあまり変わらない硬さでした。
製作ダイジェスト
説明書には、珍しいフルカラー印刷で接着推奨箇所やデカールの貼り方など
初めてプラモデルを組む方でも作れるように解説が載っています。
メイドロイド・ミャオ完成
ランナー数はそこそこありましたが、複雑な構造もなくサクサク組めました。
ただ足のところだけは左右で形状が違うパーツで、はめこみ式なのでここだけは間違えないように注意です。
可動
コトブキヤのように関節がギチギチになっている箇所もなく、いい具合の動かしやすさです。
ただ、スカートを支える軸ジョイントは動かす際一番負荷の掛かる箇所なので
無理に曲げたりすると破損する場合があるので注意が必要です。
スカート部分は、ジョイント接続なので簡単に取り外すこともできるので、
胴体側のジョイントに接続することで肩アーマのように装備させることも可能です。
軸が合えば他プラモでも装備可能です。
360°View(回転動画)
付属品+余剰パーツ
付属品は、
箒型の武器(機動砲器ブルームストライカー)×1
箒の後ろに取り付けるカートリッジ×7
ポニーテールパーツ×2
シニヨンパーツ×2
交換用前髪パーツ×1
交換用首輪パーツ×1
フェイスパーツ3種
手首パーツ3種(握り手、開き手、持ち手)
ディスプレイスタンド×1
です。
武器(ブルームストライカー)の変形
武器のブルームストライカーはパーツを分割することで
「通常モード(箒)」「ランスモード」「搭乗モード」の3モードに変形させることができます。
基本は、この3モードですが公式ホームページによると
今後発売される同シリーズのプラモデルの武器を合体させることで
さらに大型の武器にすることも出来るようです。
多々買え…多々買え…。
余剰パーツ
余剰パーツは、
タンポ無しのフェイスパーツ、胸部パーツ(互換性無し)、ジョイントパーツ、台座支柱パーツ(大)です。
余剰ジョイントパーツは、今後発売される同シリーズ用だと思われます。
髪型の変更
髪型を変更する際は後ろ髪に付いているカバーを外して軸穴にパーツを差し込む形です。
髪型は「ツインテール」「シニヨン」の他、中央の軸穴にツインテールパーツを差し込むことで
「ポニーテール」風の髪型や前髪を変えることで「前髪パッツン」などにすることができます。
カチューシャと耳を外すとこのような感じです。
フェイスパーツの交換
フェイスパーツの交換のやり方は、他のプラモデルと同じ手順です。
他プラモデルとの比較+互換性
全高は、ミャオが一番高いです。
ミャオの足は特に長いのでそこで差がついた感じです。
互換性
首のジョイントは、FAガールの5mmジョイントが合いました。
肩に関しては棒型の軸接続なのでボールジョイントタイプの
コトブキヤプラモや30MSとの互換性はありません。
肘から下のパーツも径が違うので無加工だとはめることはできませんでした。
足は太もも部分の足に接続する側のジョイントの位置が逆になっています。
足パーツ全体の交換なら出来ますが全体的なサイズが違うので少しチグハグな見た目になってしまいます。
ギャラリー
まとめ
・良かったところ
初心者でも組みやすいように配慮がされていて、
動かしていても(接着推奨箇所を除き)パーツが外れてしまうことがほぼありませんでした。
・悪かったところ
曲線部分にゲートが配置されていてニッパーで切断してもゲート跡が残りやすい何箇所かありました。
個体差かもしれませんが、
肌色パーツに黒い染みっぽい汚れが付いていてフェイスパーツにもありました。
水程度ではまったく落ちなかったので、
今後出る同シリーズでは検品をもう少ししっかりして欲しいところです。
以前、レビューした「30MSのリシェッタ」と並んで初心者の方にもおすすめできるキットです。
どちらがおすすめかは個人的な主観になってしまいますが、
売り切れや価格を考慮しない場合、
「カッコよくて他プラモとのミキシングも楽しみたいならリシェッタ」
「かわいい美少女プラモを組んでみたい、1つのプラモを遊び尽したいならミャオ」
といったところでしょうか。
30MSリシェッタのレビューはこちらから。
というわけで、今回は、「PLAMAX GP-01 ギルティプリンセス メイドロイド・ミャオ」のレビューでした。