今回はコトブキヤからアルカナディアシリーズ「ルミティア ReACT-A」のレビューです。
ReACT-Aは以前発売された「ルミティア」のカラーバリエーションキット(色違い)になっています。
ルミティア(ノーマル)との違いはフェイスパーツの表情と髪の毛のランナーが2枚付属する点です。
ルミティア | ReACT-A |
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シリーズ | アルカナディア |
発売日 | 2023年11月22日 ※初回生産 |
価格 | 7,590円(税込) ※2023年11月時点 |
メーカー | コトブキヤ |
公式サイト (製品情報) | ルミティア ReACT-A |
制作時間(目安) | 3時間前後 |
箱(パッケージ)
パッケージデザインはルミティア(ノーマル)の明るい雰囲気とは対照的に黒を基調としたダークな雰囲気のデザインになっています。
名前や装飾部分にはこれまでのアルカナディアシリーズ同様、箔押しが施された豪華仕様になっています。
箱は縦幅が長いタイプでランナー構成はルミティア(ノーマル)とほぼ同じですが
ボーナスパーツの髪の毛のランナーの分、約1cm厚くなっています。
内容物・付属品
付属品はフェイスパーツの表情とカラーリングを除き、ルミティアと全く同じです。
頭部のカバーパーツやウィライズモードの差し替えパーツなど小さいパーツが複数あるので紛失しないように注意です。
頭髪パーツのランナー(ボーナスパーツ)
コトブキヤの特典パーツあるあるなんですが、
ReACT-Aは髪の毛のランナーは2色付属するものの、
必要な頭部の基部と耳のパーツが1つずつしか付属しないので実際には1種類しか作れません。
ここのパーツだけは数百円値上がっても2個分のパーツを付けて欲しかったです。
ただ、ルミティアの修正パーツをお持ちの方なら頭部パーツが余剰で付属するため、両方のバリエーションを作ることができます。
その他の付属品
その他にはメガミデバイス、FAG用の首ジョイントパーツと瞳の水転写式デカールが付属します。
展示ベース
ウィライズモードのクリアパーツと同じ色の展示ベースが付属します。
造形はルミティア(ノーマル)と同じです。
ルミティア ReACT-A ノーマルモード 360°View
画像を「ドラッグ」または「スワイプ」することで画像の角度を変更できます。
ルミティア(ノーマル)と同じく胴体や装飾パーツなどは光沢が強いのでこの点については好みが分かれるかもしれません。
不具合のあった股関節パーツはきちんと改修済みパーツになっていました。
全高は約16cm(角度によって多少前後)です。
ヘアパーツ
パッケージ絵ではパープルに近い髪色でしたが実際には白髪に近い髪色になっています。
頭部サイドの羽飾りはカバーパーツと差し替えることで髪飾りなしも再現可能です。
フェイスパーツ
フェイスパーツは4種が付属。
瞳の色はノーマルと同じで4種うち2種は単に視線の向きが逆になっただけなので、
フェイスパーツ単体のプレイバリューは低いです。
ヴェルルッタの耳パーツと交換
アルカナディアシリーズはフェイスパーツだけではなく耳パーツも交換が可能です。
ヴェルルッタの尖った耳パーツと交換することで悪魔らしい見た目にアレンジすることもできます。
脚部
脚部は素立ち状態の時は関節ジョイントが見えない構造になっていて自然な曲線ラインになっています。
脚部を大きく曲げると、腹部の羽飾りと干渉することがあります。
曲げる際は、羽飾りの破損に注意が必要です。
つま先も可動するのでより自然なポージングをとることができます。
塗装済みパーツ
ハンドパーツ
ハンドパーツは
・握り手
・平手①
・平手②
・武器持ち手①
・武器持ち手②
・祈り手
の6種が付属します。
祈り手は、両手首の関節ジョイントにうまくはめ込むためには少し慣れが必要です。
武器 剣と鞘
鞘は一体成形になっているため合わせ目はありません。
また剣を納刀することも可能です。
ルミティア本体に鞘をマウントする専用のジョイントがないため、鞘は手に持たせるか腕アーマーの軸穴を使用する必要がああります。
ルミティア ReACT-A ウィライズモード 360°View
画像を「ドラッグ」または「スワイプ」することで画像の角度を変更できます。
ウィライズモードの翼や足は専用パーツになっているので、素体ほどではありませんが製作には多少時間が掛かります。
細かいパーツも多いので、換装の際は不要なパーツはセクションケースや袋などにまとめておくと紛失を防ぐことができます。
膝の関節はアンダーゲートになっているので、ヤスリやデザインナイフでゲート処理をしないときちんとはまらない場合があります。
羽飾りは多少広げることができますが、
軸先が細いので広げすぎると破損する可能性があるのでクリアパーツを取り付ける際は注意が必要です。
翼には可動軸が複数設けてあるので見た目以上にフレキシブルに動かすことが可能です。
一部のパーツはヴェルルッタと同じ成形色が使われているため、未塗装でも違和感なくミキシングできます。
ルミティア(ノーマル)との比較
造形は同じですが、腕アーマの取り付け位置がルミティア(ノーマル)とは逆になっています。
パーツ自体は一緒なのでルミティア(ノーマル)のウィライズモードを再現することも可能です。
ルミティア(ノーマル)とのミキシング 堕天使モード(妄想)
パーツはルミティア(ノーマル)からの流用で1パーツ単位でミキシングが可能なので、
2キットを組み合わせることで堕天使風の妄想フォームなども再現可能です。
カラーガイド(塗装レシピ)
ギャラリー
※
・一部別売りのパーツを使用しています
まとめ「痒いところに手が届きそうで届かない惜しいキット」
良かったところ
2年前に発売されたカラバリキットですが、
造形は相変わらず素晴らしく頭部はカバーパーツの差し替えで3パターンのバリエーションが再現可能です。
加えて、ウィライズモードの大きな翼は他のキットと簡単に組み合わせることができ、新作キットにも見劣りしない良キットだと思います。
気になったところ
髪の毛のランナーが2枚付属しているのに基部パーツが1枚しか付属していないため、
作れるのは実質1つのみでフェイスパーツも2つはルミティア(ノーマル)の視線を逆にしただけで
例えば、瞳のカラーを変えたり、ウィンク顔や困り顔など差別化された要素が欲しかったです。
説明書もルミティアのカラーリングだけが変更され、
説明文の内容は光属性のままになっています。
造形はほんとに良いだけにカラーリング以外のところでも
もう少し差別化できていれば、もっと良いキットになっていたと思います。