今回は、コトブキヤの新シリーズ「アルカナディア」から
第一弾「ルミティア」のレビューです。
アルカナディアのシリーズコンセプトは「ファンタジー×SF」ということで既存のシリーズよりファンタジー要素の強いデザインになっています。
アルカナディア | 価格 | 発売日 | メーカー |
ルミティア | 6,930円(税込) | 2021年12月22日 | コトブキヤ |
- 作りやすさ ★★★☆☆
- 造形 ★★★★★
- 色分け再現度 ★★★★★
- 可動 ★★★★☆
- ギミック ★★★★☆
- 付属品 ★★☆☆☆
総評: 3.8 / 5
※総評は投稿時点のものです。今後、変動する場合があります。
関節パーツの不具合
初回生産版のルミティアには「関節の不具合」が公式から告知されています。
実際に組んでみると確かに太ももの関節が外れやすくなってました。
※レビューでは修正パーツを使用したルミティアです。
SNSで関節パーツに受け軸に穴を開けると関節が外れなくなるという対処法を
紹介されている方がいらしゃったので実際に試してみたのですが
やり方が悪かったのか個体差なのか上手くいきませんでした。
申請の期間内であれば修正パーツを申請した方が確実だと思います。
※修正パーツ対応の期限は2022年4月末日で終了しています。
箱(パッケージ)
パッケージの金色の文字や装飾部分は箔押しになっていて高級感のあるパッケージになっています。
また、上面と下面のイラストも別のイラストが使用されています。
箱の厚みは約12.5cm。
同じ月に発売されたエクソシストWIDOWと比べルミティアの方が若干箱に厚みがあります。
ちなみにランナー数は、エクソシストの方が倍近くあります。
ランナー(内容物)
襟元のリボンや下半身のパーツは塗装済みになっています。
カラーガイド(塗装レシピ)
付属品
「ノーマルモード(非戦闘状態)」と「ウィライズモード(戦闘状態)」の換装は一部のパーツを除き
パーツの差し替えなので腕や頭部パーツは細かいパーツが多め(紛失に注意)です。
展示用のディスプレイ台座は、いつもの(3mm軸)に比べ保持力のある台座が付属します。
支柱は「保持力の高い丸軸」か「可動域の広いボールジョイント型の軸」かの選択肢式です。
台座には、天使族(ルミティア)やまだキット化されていない
魔族(ヴェルルッタ)、獣人族(名前未発表)のレリーフがデザインされていて
今後、キット化されるアルカナディアシリーズでは、この台座が使い回さ流用される可能性が高そうです。
余剰パーツ(修正パーツ含)
新シリーズの1弾目のキットということもあって、本体キットに余剰パーツはありませんでした。
修正パーツを含めると頭部パーツの一部や胴体周りの肌色パーツが余ります。
ルミティア ノーマルモード
羽根飾りはパーツを差し替えることで
羽飾り有りと羽根飾り無しが再現可能です。
前髪部分は構造上、合わせ目が目立ちます。
エンゲージリングは、
頭に乗せることが可能ですが固定されないので動かすだけですぐ外れます。
公式では練り消しなどで固定するやり方が紹介されてました。
(長期間放置したりすると破損やパーツに粘度が残ってしまう場合があるのでやる場合は自己責任で。
翼の基部パーツには台座などに接続するためのジョイント穴が空いています。
ジョイントカバーも付属しますが
取り外しを考慮してか固定が緩く衝撃などで簡単に外れます。
小さいパーツなので紛失に注意です。
今回のアルカナディアシリーズの特徴の一つのがこの関節機構です。
素立ちの状態では、関節パーツが隠れて見えないようになるため
他シリーズのキットと比較してもより自然なプロポーションになっています。
中の関節軸を引き出すことで膝曲げもできるようになっています。
専用アタッチメントパーツに交換することで
翼の基部パーツがない状態でも背中の3mm軸の使用が可能です。
フェイスパーツ
フェイスパーツは、4種が付属します。
アルカナディアシリーズもフェイスパーツの形状は独自にものになっていてフェイスパーツ単体での互換性はありません。
手首パーツ
手首パーツは、
「握り手」「平手①」「平手②」「武器持ち手①」「武器持ち手②」「祈り手」の6種が付属します。
ルミティア ウィライズモード
翼などで重量が増した分、
ノーマルモードに比べ片足立ちなどの自立は厳しいのでポージングを付ける際は台座を使用する形です。
腕はノーマルモードと共有でノーマルモードのパーツを取り外してから
ウィライズモードのパーツを取り付けるため少し時間が掛かります。
パーツを取り外す際、
パーツ同士が擦れてしまう箇所があり
塗装後のことや付け替えの手間を考慮したら
価格がもう数百円上ってももう1セット腕パーツを付けて欲しかったかもしれません。
クリアパーツは浅く嵌るだけで指が触れてしまうと外れてしまうこともあるので
パーツの紛失に注意が必要です。
翼は軸穴の空いている専用のパーツを差し替える形です。
翼は可動するところが4箇所あるので、
翼を広げたり、
パーツの差し替えなしで翼を折りたたむことが可能です。
剣と鞘
鞘は一体成形になっていて合わせ目が出ない作りになっています。
ルミティア側に専用のジョイントがないため
手首の持ち手に持たせるか手首にあるジョイントパーツに差し込んで使用する形になります。
剣は見本を再現するためには部分塗装が必要になります。
塗り分けも細かいため部分塗装に関してはここが一番大変かもしれません。
鞘には剣を収納できるようになっているため抜刀シーンも再現可能です。
サイズ比較
他のキットと比較しても全高は高めになっています。
今回も交換用のアタッチメントパーツが付属するのでメガミデバイス、FAガール、創彩少女など他シリーズとの頭部交換が可能です。
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