今回はコトブキヤよりフレームアームズ・ガール×メガミデバイスコラボからマジカルバーゼラルドのレビューです。
マジカルバーゼラルドはバーゼラルドの特徴の一つでもあった背部ユニットが無くなりMSGのアルナイルロッドとエクスアーマーE(一部新規造形)が付属するキットです。
コトブキヤコレクションONLINE 2021[Winter] 第二部で発表された当初は白と青の配色だったのですがメガミデバイスのアリスと時期が被ったため青からピンクのカラーに変更になったという経緯があります。
マジカルバーゼラルドの360°View
画像を「ドラッグ」または「スワイプ」することで画像の角度を変更できます。
箱(パッケージ)
パッケージはバーゼラルドAnimation Verと同じアニメイラストでメガミデバイス仕様のデザインになっています。
ナンバリングはF2です。
中身のランナーなどは異なりますが箱の厚みはAnimation Verと一緒で約12.6cmです。
ランナー(マジカルバーゼラルド本体)
エクスアーマーE(ドレスVer.) ランナー
アルナイルロッド ランナー
塗装レシピ・カラーガイド
マジカルバーゼラルド(素体モード)の360°View
ヘアパーツはAnimationVerと同じく、FAガールのゼルフィカールのペアパーツが採用されています。
髪先部分は独立で可動します。
髪の毛の先端が尖った造形になっているので頭部に取り付ける際は少し注意が必要です。
AnimationVerのときからですが、接続軸がPS製なので動かしていると接続が段々緩くなります。
ここは改善して欲しかったところです。
接続軸にマスキングテープなどを薄く巻くか接着剤などで軸先を少し太らせる等で対処は可能です。
胴体はほぼAnimationVerと同じ造形ですが、
中央と首元のパーツがバーゼラルドからゼルフィカール仕様になっています。
胴体と太ももとのジョイントはメガミデバイス仕様の丸軸型ですが、
メガミデバイスのような腕や太ももパーツを引き出せるギミックはありません。
靴がヒールになっているので台座を使わないと細かいポージングは難しいですが、
重心のバランスを上手く取らせてあげれば足を大きく開いたポージングも可能です。
太ももの可動軸はメガミデバイス規格になっているので
これまでのメガミデバイスと同様に足の関節を曲げるだけで地面にぺたんと座らせることが可能です。
付属品
展示ベース(台座)はAnimationVerの色違いのものが付属します。
5mmタイプの首のジョイントパーツも付属しているのでメガミデバイスなどの頭部との交換も可能です。
余剰パーツ
マジカルバーゼラルド本体とパーツを差し替える必要がありますが
余剰パーツを使うことでバーゼラルドAnimationVer(色違い)も再現可能です。
こちらもジョイントパーツを換える必要がありますが、
腹部のパーツを余剰パーツのフレッシュカラーと差し替えることで水着っぽいアレンジが可能です。
AnimationVerのバニーの尻尾も付属しているので同じ素体のマジカルバーゼラルドにも取り付けが可能です。
マジカルバーゼラルドの余剰パーツは流用できるパーツが多いです。
フェイスパーツ
フェイスパーツは左から正面向きウィンク顔、正面向き戦闘顔、視線左向きおすまし顔の3種が付属します。
口元の表情はゼルフィカールからの流用になっています。
ヘアパーツ
前髪のヘアパーツは通常の前髪以外にもボーナスパーツとして、バーゼラルドとゼルフィカールの前髪メカパーツが付属します。
手首パーツ
手首パーツは握り手、平手①、平手②、武器持ち手①、武器持ち手②の5種が付属します。
手首パーツは武装モードと兼用なので人によっては少なく感じるかもしれません。
アルナイルロッド
アルナイルロッドはシルバーからゴールド(2色)の成形色に変更。
エフェクトパーツもグリーンからレッドのクリアパーツに変更されています。
形状や付属品に関しては通常のアルナイルロッドと同じものが付属します。
杖状態のときは最長で約23cmとバーゼラルド本体(約14cm)と比べてもかなり大きいです。
刃部分のランナーはアンダーゲートになっているのでヤスリかデザインナイフで少し削らないと綺麗にはまりません。
エフェクトパーツはノーマルカラーのカラバリになっていて付属する個数も同じです。
杖の先端のクリアパーツには3mm軸の穴が空いているので付属のエフェクトパーツなどを取り付けることが可能です。
杖の先端に重心が偏っているため角度をつけると手首の保持力だけだと垂れ下がってしまうので
片手で持たせるときは台座をもう一つ用意するか上手くバランスを取らせる必要があります。
パーツを組み替えることで杖から槍にような武器にすることもできます。
また別売りのミライトシリーズ(LED付リチウム電池)を使うことで中央のクリアパーツを発光させることが可能です。
画像では316R(16mm)を使用していますが、
スイッチの切る際は先端部分を引っ張って止める仕組みで
16mmサイズではパーツを分解しないと取り付けやスイッチを切ることができないので
アルナイルロッドに使用する場合は316より少し長い327(27mm)タイプのミライトがオススメです。
ただ27mmタイプでもペンチなどで引っ張らないとミライトが取り出せない点と
ミライトの口径の方が若干大きいので合わせ目消し処理後に付け替えると合わせ目が浮き出てくる場合があるのでその点も注意が必要です。
赤色のLEDは電池寿命も7時間と短いですが
加工不要で取り付け自体も簡単なので発光ギミックが好きな方にはオススメです。
ミライトはAmazonやヨドバシの通販サイトなどで購入することができます。
価格も300〜500円前後と比較的安価です。
エクスアーマーE(ドレスVer.)
通常のエクスアーマーEとはクリアパーツの色と形状が異なりフロントアーマが新しく追加されています。
各可動軸は丸軸タイプになっているので柔軟に可動します。
取り付ける際はエクスアーマーの後ろの軸に本体腰部のジョイントに差し込む形です。
リボンパーツ
スラスター部分は色分けがされていないのでパッケージ絵を再現するためには別途塗装が必要になります。
エクスアーマーは柔軟に可動するのでアーマーを付けた状態でも座らせることが可能です。
エクスアーマーの余剰パーツと組み替えることで肩アーマーのように装備することもできます。
マジカルバーゼラルド(武装モード)の360°View
バーゼラルド Animation Ver.との比較
素体モードの比較
眉やアイプリントはゼルフィカール寄りになっています。
フェイスパーツの形状はFAガール規格なので他のFAガールとフェイスパーツの交換が可能です。
武装モードの比較
素体はAnimationVerベースなのでAnimationVerの背部ユニットや足アーマーの取り付けが可能です。
エクスアーマーを取り付けた状態で背部ユニットを装備するにはパーツ同士が干渉するので背部ユニットのパーツの一部を取り外す必要があります。
マジカルバーゼラルドの良いところ
汎用性の高いパーツが多い
バーゼラルドとゼルフィカールのメカ前髪と胸部パーツが付属し
余剰パーツもマジカルバーゼラルドに流用できるパーツが多いのでこのキットだけでも色々なバリエーションが楽しめます。
マジカルバーゼラルドの悪いところ
オンリーワンの要素が少ない
配色は異なりますが他キットからの流用パーツが多く、武装に関してもアルナイルロッドは別売りされていて
エクスアーマーE(ドレスVer.)は限定にはなりますが、ドゥルガーI ダークネスクイーンにも同じものが付属するので例えば通常の前髪パーツだけでも新規造形にするなどマジカルバーゼラルドだけの専用パーツが欲しかったところです。
マジカルバーゼラルドの評価まとめ
流用パーツが多めのキットですが余剰パーツとの組み合わせで色々なバリエーションが楽しむことができる点は良かったです。
2022年5月の価格改定で次に再販されるときは価格が上がっている可能性があるので気になった方は余裕があれば確保しておくのもアリかと思います。