今回は、コトブキヤからアルカナディアシリーズ「ユクモ」のレビューです。
ユクモ | |
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シリーズ | アルカナディア |
発売日 | 2023年06月 ※初回生産 |
価格 | 9,240円(税10%込) ※2023年12月時点 |
メーカー | コトブキヤ |
公式サイト (製品情報) | アルカナディア ユクモ |
制作時間(目安) | 3時間前後 |
箱(パッケージ)
箱は横に大きいタイプでルミティアの箱と比べてもかなり大きいです。
箱のサイズはルミティアのものと比べて横長の箱タイプになっています。
創彩リツカ冬服の箱とほぼ同じサイズです。
箱の中央には仕切りが設けられていて大きな尻尾のパーツも含めランナー数も多いです。
ランナー
塗装済みパーツ
内容物・付属品
付属品は
武装は錫杖型の専用武器と仕込み刀
ウィライズモードのパーツ一式
展示ベース(台座)&専用のアタッチメントパーツ
ハンドパーツ
頭部やリングの差し替えパーツなどが
が付属します。
余剰パーツ
余剰パーツは、手首ジョイント、ランナーの都合で余るジョイントパーツ、メガミデバイス&FAG頭部交換用のジョイントが余ります。
ユクモ ノーマルモード 360°View
画像を「ドラッグ」または「スワイプ」することで画像の角度を変更できます。
ノーマルモードの制作時間は大体2〜3時間前後でした。
尻尾の部分はゆっくり合わせないと隙間ができてぴったりはまらない場合があります。
パーツオープナーパーツ等で外すとパーツが欠ける可能性があるので注意が必要です。
頭部
ケモ耳はパーツの差し替えで有無が再現可能です。
後ろの結び目部分はボールジョイント接続で独立可動できます。
胴体の塗り分け
帯パーツは塗装済みですが、ウィライズモード兼用のため左端のパーツが少し目立ちます。
気になる場合は表と裏を逆に付け替えると目立たなくなります。
ある程度色分けがされていますが、色が足りない箇所も多い(矢印部分)ので部分塗装が必要になります。
背中のジョイントはアルカナディアシリーズ共通の形状になっているので、
ルミティア、ヴェルルッタの羽パーツをそのまま取り付けることも可能です。
スカートは、前側と横側が独立して可動します。
そのため足を曲げたポージングを取らせることも可能です。
下駄は踵と下駄の間に隙間が設けられていて、実際に履いているようなリアルな造形になっています。
しめ縄・尻尾
鈴はウィライズモードと兼用なので取り外しが可能です。
尻尾の重量がユクモ本体とほぼ同じなので台座無しだと自立が安定しません。
尻尾と3点で支えることで台座なしでも自立できますが、尻尾の保持力が弱いため
少しの衝撃で倒れてしまうので、ディスプレイするときは付属の台座を使用することをおすすめします。
尻尾の裏側にあるカバーを外すと台座に接続できます。
接続するときはタボ軸を斜めに差し込む必要があるのでタボ軸を折らないように注意が必要です。
しめ縄や尻尾を取り外した状態も再現可能です。
フェイスパーツ
フェイスパーツは「通常顔」「叫び顔」「むす顔」「困り顔」の4種が付属します。
困り顔は眉が下がっているのですが前髪で隠れているため、
困り顔というよりはどちらかというと無表情に見えます(画像右下)。
ハンドパーツ
ハンドパーツは、
握り手
平手①
平手②
武器持ち手①
武器持ち手②
きつね手
の6種が付属します。
武器 錫杖・仕込み刀
武器は錫杖型の杖と仕込み刀型の2種が付属します。
本来は、杖の中に仕込み刀が入っているという設定なんですがサイズの関係で別パーツになっています。
錫杖の頭部に付いている遊環(輪っか)は独立可動するので細かい表情付けが可能です。
裏側には3mm穴があるので、エフェクトパーツなどを取り付けることもできます。
錫杖の末端は取り外し可能で仕込み刀と合わせることで抜刀シーンを再現することも可能で
30MSなどの規格の違うバンダイキットにも持たせることができます。
展示ベース(台座)
台座の作りはルミティアやヴェルルッタと同じですが、尻尾専用のアタッチメントパーツや支柱パーツが多く付属します。
造形はルミティアやヴェルルッタのものと同じです。
台座の尻尾保持用と支柱を両方取り付けると、可動域が制限されるので動きをつけたい場合は、どちらか一方のみを取り付けた方がよさそうです。
ユクモ ウィライズモード 360°View
※画像では修正前の前掛けパーツを使用しています
画像を「ドラッグ」または「スワイプ」することで画像の角度を変更できます。
腕の袖付きになったことで、ノーマルモードよりも和装のデザインが強調されています。
また、しめ縄と尻尾も一回り大きくなっています。
ウィライズモード専用パーツ
しめ縄と尻尾はノーマルモードに比べ一回り大きくなり、しめ縄には紙垂が追加されています。
袖の結び紐は付属のデカールを貼る形です。
尻尾は3軸で可動します。
ノーマルモード同様、ボールジョイント接続になっているので保持力はそれほどありません。
サイズ
サイズはルミティアとヴェルルッタの間くらいのサイズです。
下駄を取り外すと(ノーマルモード時は)ヴェルルッタとほぼ同じくらいのサイズになります。
パーツの不具合
前掛けのパーツの塗装箇所がパッケージ絵や説明書と実際のパーツで異なっています。
こちらはコトブキヤ公式から交換対応の案内が出ているので購入された方は下記のリンクを参照してください。
※受付フォームからの受付は、2024年1月末までを予定なのでご注意ください。
「2023年6月発売『ユクモ』塗装不具合のお詫びとお知らせ」
後日、お詫びの手紙と修正パーツが送られてきました。
送られてきたパーツは、少し塗装が剥がれていたのでまだ開封されていない方はご注意ください。
コトブキヤショップ限定購入特典「ロゴアクリルプレート」
ユクモのショップ限定の特典はロゴアクリルプレートです。
中身はシンプルでプレート(厚みは約2mm)と支柱パーツのみです。
カラーガイド(塗装レシピ)
ギャラリー
※
・一部別売りのパーツを使用しています。
まとめ「造形は文句なしの出来、ただ箱と尻尾がデカい」
良かったところ
メカ要素のない和装デザインのキットは珍しく、造形も2023年に発売されたキットの中でも上位に入る出来です。
気になったところ
台座の支柱を2つ取り付けると上半身を捻った際、支柱としめ縄のパーツが干渉しやすいです。
また、胴体を動かすと帯の合わせ目が外れやすいのも気になりました。
しめ縄や尻尾の大きさについては賛否が分かれますが、
個人的にはノーマルモードとウィライズモードで共通のパーツにして、干渉やポージングを考慮した小さめのサイズが欲しかったです。